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No.005 乳がんの早期発見は自己検診から!!

日本でも、出産年齢の高齢化や、ライフスタイル・食生活の欧米化に伴い乳がんが増加しています。現在、日本では20人に1人の女性が乳がんになりますが、アメリカ並みの8人に一人に達するのも時間の問題といわれています。閉経後の乳がんが多い欧米に比較して、日本の乳がんの特色は、社会の中心世代である45歳から49歳に発症のピークがあり、働く女性達の最大の死亡原因になっていることです。

前向きの姿勢で自己検診法を楽しく実行しましょう

時に若年性乳がん(35歳より若い乳がん)も存在し、妊娠中・授乳期の乳がんは発見が困難であるといわれています。乳がんから、自分の乳房を守るための有用で簡単な方法は、「乳房の自己検診法」を習慣づけることです。

「乳がんを見つけるために自己検診をする」という恐怖感からのスタートでなく、「自分の乳房の健康を保つ」という前向きの姿勢で自己検診法を楽しく実行することが大切です。

顔を洗う時、少しの吹き出物が指に触れただけでも気になりますね。健康で気持ちよく毎日を過ごすための洗顔の習慣と同じ感覚を、自分の乳房にも応用してください。

「自分の大切な乳房は自分で守る」という気持ちが大切です

自己検診の基本は、先ず自分の通常の乳房の状態(異常がないときの状態)を知ることです。乳房は生理前には緊満し、生理が終わると柔らかくなり乳腺組織を指先に感じることができるようになります。乳房が月経周期に伴って変化することを自分の指で実感していると、胸に痛みを感じた時に、「前からこんな感じだったかな?」と慌てて、不安にかられることもなくなります。

お風呂の時に、両腕を上げたり下げたり、背筋を伸ばしたりして、鏡に自分の乳房を映してください。左右対称で、皮膚のひきつれ・へこみの無い、いつもの健康な乳房であることを確認してください。そして、タオルを使わず、「手の指先の腹の部分」に洗剤を付けて、乳頭を中心に円を描くように、乳房をマッサージするような要領で洗ってください。特に腋の下から乳頭にかけての部分は乳腺組織が多いので十分に触れて洗って下さい。このような繰り返しで自分の乳房が実感できましたら、月経が始まって1週間以内の、乳腺組織の触れやすい時期に、さらに正確な自己触診法(下図参照)も試みてください。

また乳頭をつまんで分泌物がないかも調べてください。「自分の大切な乳房は自分で守る」という気持ちが大切です。万一、いつもと違う乳房を感じた時(腫瘤を触れた時)は、怖がらずに・ためらわずに医師に相談してください。

乳がんは「比較的ゆっくりと増殖するがん」ですので、早期発見により、乳房を温存したまま完治が十分に可能です。

乳がんの自己検診法

月に1度は自己検診を行い、年に1度は集団検診を受けるようにしましょう
時期は乳腺の腫れがとれる生理が終わって1週間以内が最適です。
また、乳房の大きい人は、あおむけに寝て行う方がわかりやすいでしょう。

1.鏡の前で腕をおろした状態で、乳房や乳首にくぼみや左右の形が違っていないかチェックする。次に両手を上げて同様に観察する。2.指の腹でなでるように円を描きながら、しこりの有無を調べる。乳頭に湿疹やただれがないか調べます。3.指の腹に軽く力を入れ、肋骨と平行に外側から内側へ移動させしこりがないかチェックする。上下左右にずらしてみる。 4.起きた状態やイスに座って調べる時は、触るほうの腕を上げ、2や3の方法で行う。5.仰向けに寝て行う時は、肩の下にクッションなどを入れ、触るほうの腕を頭の下に置き、脇の下を伸ばした状態で2や3の方法で調べる。6.ワキの下に入れて、しこりがあるかどうかを指先で確かめます。 最後に乳首をつまみ、分泌物が出ていないかをチェックする。血性の分泌物は要注意。

(財)社会保険健康事業財団 http://www.peare.or.jp/peare/a/17woma/1701woma.html#5 から引用

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